← 一覧に戻る ← Mits Reports(トップへ戻る)
EASY VERSION — 比喩・簡単理解版・更新履歴付き

【比喩で簡単理解】
3 社の AI 開発ツール比較

Claude Code(Anthropic) / Codex(OpenAI) / Antigravity(Google)
発行:2026-07-26 / 対象範囲:原本の 4 回目追記(2026-07-26)まで反映済
構成:下段に更新履歴目次 → 新しい追記が上・古い初版が下
原本(専門用語ガチ版):v3.1 同等運用可否レポート
このページは何?
Mits が「複数の AI ロボット担当者をチームみたいに使う」仕組みを、3 社のツール(Anthropic / OpenAI / Google)で比較したレポートの、専門用語を全部かみ砕いた解説版です。
原本レポートは「Agent Teams」「subagent」「spawn depth」等の用語で書かれていますが、このページでは 会社や部活の例えに置き換えて説明します。
対象範囲:2026-06-21 発行の初版 → 6/30 追記 → 7/06 追記 → 7/26 4 回目追記まで反映済
UPDATE — 3 社総まくり裏取り(20 日後追記・4 回目)
2026-07-26 追記:3 社の判定を全部やり直した結果
3 回目追記(v3.2 経路変更)から 20 日。3 社とも大きく動いた。Codex は「正式」ラベル取得、Antigravity は過去の「不採用」根拠が事実誤認と判明、Claude Code は新モデル投入 + 秘書直接呼び方式が公式デフォルト化。過去 3 回分の判定を検証し直した。

1. Codex:「正式」ラベル取得(ただし喜べない)

2 回目追記(6/30)時点で「試作段階の課長連絡機能が正式版パッケージに入った」と書いたやつが、今回「正式(stable)」ラベルを取得した。

「正式ラベル取得」≠「安定して動く」 — ここが今回の一番の落とし穴。
「正式」ラベルは「開発ステージが1段上がった」だけ。会社が「これで安定動作します」と約束したわけではない
現に、正式ラベル取得と同時に「秘書リーダーが仕事を振ったのに、担当者が動かない」という重大不具合が今も報告中(未解決)で、Claude Code の 3 回目追記で見つかったのと同型の症状。

結論:Codex は「様子見」から「試す価値はある」に前進したが、本番運用は Claude Code 一択のまま

2. Antigravity:過去の「不採用」根拠が間違いだった

初版(6/21)で「Antigravity は上司→部下→孫請けの 3 階層が禁止」「課長同士の直接連絡が禁止」と書いた。
今回、公式資料を見直したら、これは事実誤認だったと判明した。

  • 実際:Antigravity は 最大 10 階層まで入れ子で AI を呼び出せる(Claude Code の当時の 3 階層より深い)
  • 実際:AI 同士の直接連絡も 相手の ID を知っていればできる
「あの店には売ってない」と 6/21 に書いて、6/30 に「未確認」に格下げして、今回ちゃんと店員に聞いたら『あります』と言われた
じゃあ買うかというと 別問題 — 「チームの名簿を保存する機能」がやっぱり無いので、Mits の 25 人チームには今も使えない。事実だけ訂正して、判定(今回は不採用)は変わらない。

Mits の AGENTS.md 体験の正体が確定:6/30 に Mits が「Antigravity に Claude の作業フォルダを読ませたら『複製できてしまった』」と報告した件。
→ 実は Antigravity には 「AGENTS.md というルールブックを自動で読み込む」機能があり、Mits が置いていた 22.6KB のルールブック(Claude 用に書いていたやつ)をそのまま読み込んだ、というのが正体だった。
AI が動いてコピーしたわけではなく、ルールブックの読み込み機能が偶然かぶっただけ

3. Claude Code:新モデル投入 + v3.2 が公式に

3 回目追記(7/06)で「試作段階の課長機能を撤退、秘書リーダーが直接担当者を呼ぶ方式に変更」と書いたが、これが 今回公式のデフォルトになった

Mits の 20 日前の判断(v3.2 に切り替え)と、Anthropic の公式方針が ほぼ同時に同じ方向に着地した
Mits が読みを外していなかった、ということ。
  • 新モデル 2 種投入:Sonnet 5(軽量・速い)と Opus 5(重量・賢い)が正式リリース
  • 秘書直接呼び方式が公式デフォルト:試作段階の課長機能は「複雑すぎる場合の選択肢」に格下げ、シンプルな秘書直接呼びが標準に

4. 判定サマリ(4 回目時点・2026-07-26)

ツール4 回目時点の判定初版からの変化
🔵 Claude Code 本命継続(v3.2 が公式デフォルトに) 初版 ✅ 一強 → 現在も ✅ 一強
🟠 Codex 「正式」ラベル取得も本番運用は不可 初版 ⚠️ 様子見 → 前進したが本番使用はまだ
🟢 Antigravity 機能訂正あるが判定は不採用のまま 初版 ❌ → 6/30 判定保留 → 4 回目 事実訂正の上で不採用
今回の最大の学び
  • 「正式ラベル」を鵜呑みにしない(Codex の教訓)
  • 過去の判定根拠は定期的に見直す(Antigravity の事実誤認訂正)
  • Mits の実運用判断(v3.2)と公式方針が一致した(Claude Code の追認)
UPDATE — 転換点(15 日後追記・3 回目)
2026-07-06 追記:Claude Code 内で経路変更(v3.1 → v3.2)
Mits が実際に Claude Code の「試作段階の課長機能」を本番で使ってみたら、5 つの重大な不具合が同時発生。「試作段階の課長機能はもう使わない」と方針転換。25 人チームの概念は残したまま、実装だけシンプルにした。

今日の重大変化:5 つの不具合が同時発生

  • 「秘書リーダーが課長に仕事を振ったのに、課長が動かない」
  • 「課長 → 課長の直接連絡の中身が届かない」
  • 「担当者や課長が秘書リーダーに『できました』と報告しても、秘書リーダーが読まないで放置される」
  • 「担当者が『終わりました』と報告しないで放置される」
  • 「多層で仕事を振ると、社長が自分でやった方が早い状態になる」

→ 5 つとも、Mits の本業運営に耐える水準ではなかった。

Mits の方針転換:v3.1 → v3.2

試作段階の「課長機能」を退避 → 秘書リーダーが直接、担当者を呼び出す方式に変更。

25 人チームの概念(社長・秘書・4 課長・19 担当)は残したまま、実装だけシンプルにした。これを「v3.2」と呼ぶ。

課長を挟むと連絡が詰まるから、秘書リーダーが直接担当者に電話する体制に変えた。
組織図は変わっていない。「上司→部下→孫請け」の 3 階層を実装する方法だけ変えた。

他 2 社の判定は変わらない

今回の変更は Claude Code 内でどう使うかの話。「Claude Code が一番いい」「Codex は様子見」「Antigravity は不採用」の 3 社比較結論は変わらない。

変わったのは:「Claude Code の中で、試作段階の課長機能を使うか、秘書が直接担当者を呼ぶか」の実装選択

UPDATE — 9 日後追記・2 回目
2026-06-30 追記:Codex が追いかけてきた
初版から 9 日で、Codex の正式版に「課長同士の連絡機能」が入ったことが判明。ただし「試作段階」と「正式版に含まれた」は違うので、慎重に事実だけ記録。同時に Antigravity は「不採用」から「判定保留」に格下げ。

Codex の変化

Codex の正式版に「課長同士の連絡機能(3 段階の設定つき)」が組み込まれた

ただし注意:これは「機能が入った」であって、「本番で使える」の意味ではない。試作段階でリリースされた機能が、正式版パッケージに含まれた、というだけ。

新しい機能が出た瞬間に「もう使える!」と飛びつくと事故る。
「機能が入った」≠「本番で使える」の区別が大事。

→ Codex は「様子見」から「実機検証してみる価値が出た」段階に前進。ただし本番運用実績はまだない。

Antigravity の判定変更

初版で「不採用」と書いた理由の一つ「Antigravity は不具合の記述が公式ドキュメントにない」を、6/30 時点で見直し。

「不採用(=もう見ない)」から「判定保留(=様子見に戻す)」に格下げ。「不採用」は「不要」と読めるが、実態は「必要機能があるか無いかを、公式ドキュメントから確認できない」だけ。

「あの店には売ってない」と断言したけど、実は「あるかないか店員に聞いてない」だけだった。
→ 「売ってない」は撤回して「未確認」に戻す。

Mits 実体験の話

Mits が 6/30 に「Antigravity IDE をダウンロードして、Claude の作業フォルダを読み込ませたら『複製できてしまった』」と報告。

この「複製できた」の正体が何か(テキストとして見えただけ? 実際に AI が動いた?)は要確認とされた。
→ 4 回目追記で正体が確定します(次バージョンで反映)。

INITIAL VERSION — 1 回目・初版(発行日)
2026-06-21 初版:Claude Code だけが 7 機能を満たしていた
3 社を比較して、Mits の 25 人チーム構想を実装できるのは Claude Code だけと結論。以下 4 章で「25 人チーム構造 → なぜ 3 社比較 → 7 機能 → 3 社対応表 → 結論」を順に説明。

0. まず前提:Mits が何をやろうとしてるか

Mits は AI を「1 匹の便利ツール」として使うのではなく、複数の AI ロボット担当者を組織してチームで運営しようとしています。

Mits は自分の事業(西田光弘個人事務所)の中に、AI エージェント 25 人組織を作ろうとしている(別会社を起業する話ではない)。
社長は Mits 本人。その下に 秘書リーダー 1 人 + 課長 4 人 + 担当者 19 人 = 合計 25 名の AI 部隊(Mits + 秘書 1 + 課長 4 + 担当 19 = 25 名)で、
「メルマガ書いて」「動画シナリオ書いて」「経理やって」等の仕事を役割分担で回す構想。
この組織構造の名前が「v3.1」(バージョン 3.1)。
25 名チームの内訳
  • 社長:Mits(人間・最終決定者)
  • 秘書リーダー(参謀):メイン AI。仕事を課長に振る取次役
  • 課長 4 人:営業攻撃 / 営業サポート / 開発攻撃 / 開発サポートの 4 部門長(AI)
  • 担当者 19 人:課長の下で実務を回す AI(メルマガ担当・動画担当・経理担当…)

合計 25 名(Mits + 秘書 1 + 課長 4 + 担当 19 = 25)。全員 AI ロボットで、Mits の指示で動く。

1. なぜ 3 社を比較するの?

Mits の「AI 会社」を実装するツールとして、3 社のプラットフォームが候補にあります。

🔵 ANTHROPIC
Claude Code
今使ってる本命
Mits の 25 人チームは今このツール上で動いてる。実績あり。
🟠 OPENAI
Codex
追いかけてくる新興
ChatGPT の会社が出した対抗ツール。機能は追加中。
「同じスマホでも iPhone / Android / Pixel でできること違うよね」と同じ話。
3 社とも AI 開発ツールを出してるけど、Mits の 25 人チーム構想を実装できるかは別問題
このレポートは「25 人チームを維持するのに、どの会社のツールが向いてるか」を判定してる。

2. 25 人チームに必要な 7 つの機能

Mits の 25 人チームを回すには、AI ツール側に 7 つの機能が必要。それぞれが何を意味するか、比喩で説明します。

① カスタム担当者を作れる(25 種類)

メルマガ担当・動画担当・経理担当…みたいに役割別に AI を定義できる機能。

会社で「営業部長」「経理課長」って役職を作るのと同じ。25 個の役職を定義できるか?

② 会社のルールブックを常に読ませられる

Mits の禁止事項や社内ルールを書いたファイルを、全 AI に自動で読ませる機能。

新入社員に会社の就業規則を配って読ませるのと同じ。ルール変更したら自動で全員が更新版を読む。

③ 上司 → 部下 → 孫請けの 3 階層

秘書リーダー → 課長 → 担当者の 3 段階で仕事を降ろせるか。

会社なら普通の構造。
でも AI ツールによっては「上司 → 部下」の 2 階層しか組めなくて、孫請けに仕事を出せないものもある。
Mits のチームは 3 階層必須なので、これができないツールは不採用。

④ チームの名簿を保存できる

「今日はこの 25 人チームで動きます」って設定を、翌日も同じ形で復元できる機能。

部活のメンバー表を紙に書いて保存して、来週も同じメンバーで練習するイメージ。
これがないと毎日「メンバー誰だっけ?」から始まる = 実用にならない。

⑤ 課長同士が直接連絡できる

営業課長と経理課長が、社長を通さず直接会話できる機能。

会社なら「営業と経理で調整して」って言ったら、部長同士で LINE 交換して直接やり取りするよね。
AI ツールでこれができないと、全部社長経由の伝言ゲームになって仕事が詰まる。

⑥ 共有のタスクボード

チーム全員が見られるホワイトボードがあって、誰が何を担当中か一目で分かる機能。

職員室のホワイトボードに「今日の当番」が書いてある感じ。
担当者が「これ私がやります」って自分から札を貼れる。

⑦ 作業終わったら片付けるルール

仕事が終わった AI 担当者を、ちゃんと終了させる手順があるか。

部活の練習が終わったら「お疲れ様でした」って挨拶して帰る、みたいな。
これがないと AI が延々と動き続けてお金がかかる。

3. 3 社の対応状況(2026-06-21 初版時点)

7 つの機能を 3 社で比較すると、こう↓(下の表は初版 6/21 時点の判定。6/30・7/06 追記で一部変わっている項目は⚙️注釈付き)

機能 Claude Code Codex Antigravity
① 25 種類の役職作れる✅ できる✅ できる✅ できる
② ルールブック自動読込✅ できる✅ できる✅ できる(一番強い)
③ 3 階層 上司→部下→孫請け✅ できる⚠️ 詳細不明❌ 禁止(と当時書いてあった)
④ チーム名簿の保存✅ できる⚠️ まだ機能なし❌ できない
⑤ 課長同士の直接連絡✅ できる(試作段階)⚙️ 7/06 で 5 件複合バグ検出→撤退(3 回目参照)⚠️ 開発中で不安定❌ 設計思想で禁止 ⚙️ 4 回目で「これは事実誤認」と判明予告
⑥ 共有ホワイトボード✅ できる✅ できる❌ できない
⑦ 終了ルール✅ ちゃんとしてる✅ ちゃんとしてる⚠️ 時間切れで自動終了のみ
表を実カウントすると:
Claude Code:✅ 7 / ⚠️ 0 / ❌ 0(唯一 7 機能全部満たす)
Codex:✅ 4 / ⚠️ 3 / ❌ 0(追いかけてる状態)
Antigravity:✅ 2 / ⚠️ 1 / ❌ 4(③④⑤⑥ の重要機能が ❌)
→ だから Mits は「2026-06-21 時点で 3 社中 Claude Code だけが 7 機能を満たしていた」と判定。「Claude Code 一本で運営、Codex は様子見、Antigravity は今回不採用」と決めた。
※ この判定は 2026-06-21 時点。以後 6/30・7/06 追記で状況が動き、7/26 の 4 回目追記で Antigravity の判定根拠の一部が事実誤認と判明する(次バージョンで扱う)。

4. 初版時点の結論

Claude Code:継続利用
主軸として使い続ける。25 人チームを実装できる唯一のツール。
Codex:様子見 / 単発ヘビー作業に使う
重要機能はまだ足りないが、開発中。単発の重い作業(大きなコード書き換え等)には併用可。
Antigravity:初版時点では不採用
重要機能 3 つ以上が未対応で 25 人チーム構想を再現できない。中期的に watch。
※ この判定は以後 6/30 で「判定保留」に格下げ、7/26 の 4 回目追記で「再帰禁止」根拠が事実誤認と判明します。

📖 用語辞典(全時点共通・原本を読むときに使う)

専門用語を原本で見かけたら、この辞典に戻ってきてください。

専門用語比喩で言うと簡単な意味
agent(エージェント)AI 担当者役割を持った AI 一人分
subagent(サブエージェント)部下の AI他の AI が呼び出した AI
Agent TeamsAI チーム機能複数 AI をチームとして動かす機能
spawn(スポーン)呼び出す・起動するAI 担当者を新たに立ち上げる操作
nested / 階層入れ子・上司部下AI が別の AI を呼び出せる階層構造
peer 通信同僚同士の直接連絡親を通さず AI 同士で直接話す
team 永続化チーム名簿の保存翌日も同じチーム構成を復元できる
experimental試作段階正式版じゃない・不具合あり得る
stable「正式」ラベル開発ステージで「正式」ラベルが付いた段階。ただし「安定して動く」を約束するものではない(Codex は 4 回目で stable ラベル取得後も重大バグ OPEN のまま)
shutdown protocolお疲れ様の挨拶ルール作業終わった AI をちゃんと閉じる手順
Agent toolAI 呼び出しコマンド秘書リーダーが直接 AI を呼ぶ方法
run_in_background裏で走らせるAI を裏でこっそり動かして待たない
hook(フック)自動仕掛け特定の言葉が出たら自動で発動する仕掛け
workflow(ワークフロー)決まった手順順番が固定された作業レシピ
Issue(イシュー)不具合報告ユーザーが報告したバグ・要望
PR(プルリクエスト)修正提案書プログラマーが提案した修正
release notesバージョンアップ説明書新機能・修正の一覧
CLI黒い画面キーボードでコマンド入力する画面
IDEプログラム作業画面コードを書くためのアプリ
MCP外部ツール接続Notion 等の外部サービスと繋ぐ仕組み